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「徒に」の意味と使い方・例文・「無駄に」との違いまとめ

投稿日:2018年11月23日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「徒に」(読み方:「いたずらに」)という言葉は、「徒に~する」などの形でよく用いられています。

意味がなく何の得にもならないことをする様子についていう時に使う言葉ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また似た意味のある「無駄」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

そこで、ここでは、「徒に」の意味と使い方、「無駄に」との違いを説明していきます。

 

「徒に」の意味と使い方・例文・「無駄に」との違い

それでは、以下に「徒に」の意味と使い方、また「無駄に」との違いを説明します。

 

意味

まず、「徒に」には以下のような意味があります。

何の効果も利益もないさま。無益・無用なさま。むなしく。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「徒に」

つまり、「効果や利益がなく、役に立たない様子」「ある物事をしたことの効果がなく無駄になる様子」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「徒に」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼は親の期待に応えて大学に入学したものの、自分のやりたいことも分からず将来の目標もなくただ徒に時を過ごしていた」
  • 「彼はいずれ飲食店を開業したいという夢があったが、失敗した時のことを考えるとなかなか踏み出せないまま徒に時を費やした」
  • 「彼はこれといった目標や人生設計もなく徒に日々を暮らしていた」
  • 「戦略をしっかりと立てないままに闇雲に事業を続けても徒に時間が過ぎるだけだ」

ポイント

「徒に」は、特に目的がなく物事をして何の利益もない時間を過ごす様子やある目的を持って行ったことが無駄に終わる様子についていう場合に、「徒に時を過ごす」「徒に~する」といった形で使うことができます。

 

「無駄に」との違い

次に、似た意味のある「無駄に」という語との違いについて見ていきます。

まず、「無駄に」には以下の意味があります。

役に立たないこと。効果・効力がないこと。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「無駄」

そして、これらの語と「徒に」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「無駄に」:「報告に終始するだけの会議は時間を無駄に使うだけだ」
    (≒「報告に終始するだけの会議はそれに見合う利益がなく時間を浪費することになるだけだ」)
  • 「徒に」:「単に利益だけを追求するやり方では顧客からの信用を徒に失うだけだ」
    (≒「単に利益だけを追求するやり方では、顧客からの信用を失い利益を上げることなく無駄に終わるだけだ」)

ポイント

つまり、

「無駄に」は「ある物事をしてもその分の効果や利益が得られないこと」

「徒に」は「ある目的で行ったことが、その目的の効果を得られずに終わること」また「目的なく利益のない物事を行う様子」

と表すという違いがあります。

 

まとめ

以上、「徒に」の意味と使い方、「無駄に」との違いについてまとめました。

この言葉は「効果や利益のない様子」「ある物事が利益や効果のないままに終わる様子」をいい、主に何の目的もなく何かを行って無益な時間を過ごすことについていう場合に、「徒に時間を過ごす」「徒に時を費やす」などの形で使われています。

また「無駄に」も同じような意味がありますが、この場合はある物事を行ってもそれをやっただけに見合う効果がないことについていう場合に「~を無駄にする」などの形で使うことが可能です。

これらの語は、無益な時間やある物事を行った結果が無益なことについていう場合に使いますが、それぞれ異なるニュアンスがあるので、適度な場面で使い分けることができます。

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