言葉の使い方を中心にブログ運営・フリーランスに関することなど、ライティングの仕事に関わる情報を広く紹介するブログです。

Kotoログ

四字熟語

「因果応報」の意味と使い方・類似表現まとめ

投稿日:2017年5月22日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「因果応報」(読み方:「いんがおうほう」)という言葉は、一般に「良くない行いをすると後々返ってくる」ということを表す言葉だというイメージがあるかもしれません。

しかしながら、実際のところこの言葉はどのようなことを表しているのか、ここでは「因果応報」の意味と使い方、また類似した意味のある他の表現との違いについて説明していきます。

 

「因果応報」の意味と使い方・類似表現

それでは、以下に「因果応報」の意味と使い方、他の言葉を使った類似表現との違いについて説明します。

 

意味

「因果応報」は「前世や過去の行いの善悪に応じて、その報いがあること」を表す仏教用語で、「善い行いからは良い報いが、悪い行いからは悪い報いが生ずること」を意味します。

つまり、善悪どちらについても用いられますが、一般的な使い方としては悪い報いがあることに対して用いられることのほうが多くなっています。

 

使い方・例文

「因果応報」は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「鶴の恩返しは因果応報の好例だ」
  • 「彼は生活のすれ違いから奥さんが浮気に走って散々もめた末に離婚したようだ。結婚してからは真面目だったが、そもそも若い時に女遊びが相当激しかったらしいからこれも因果応報といえるのかもしれない」
  • 「彼は最近不幸が続いて滅入っているらしい。ただし彼の親はかなりあこぎな商売をしていたからこれも因果応報とあきらめているようだ」

 

類似した表現

次に、「因果応報」の類似表現について見ていきます。

まず、「因果応報」と同じような意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

 

自業自得(じごうじとく)

「自業自得」は「自分の行為の結果を自分の身が受けること」という意味があり、「因果応報」と同じように、もともとは仏教語で善悪両方の結果についていいます。

ただし、この言葉も「因果応報」のように、一般的な使い方としては悪い報いを受けることに対して用いられています。

なお、「因果応報」と「自業自得」の主な違いとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 「自業自得」:「勉強をせずに遊び歩いていた結果落第する」「アルコールの飲み過ぎで体を壊す」といったように自身が行った行為からくる直接的な結果を自分自身が引き受けることを表す
  • 「因果応報」:何らかの行為による直接的な結果ではなく「前世(過去)の行いに応じてそれに相応した報いを現在になって受ける」ことを表す

たとえば何らかの不幸や不都合があるという場合に「前世や過去における悪行がもとになったもの」であることを表すのが「因果応報」、「自分自身のとった言動が元になったもの」であることを表すのが「自業自得」というニュアンスの違いがあるといえます。

 

身から出た錆(みからでたさび)

「身から出た錆」については、「自分のした悪行のために自分自身が受ける苦しみ」を表し、悪い報いに対して用いられる表現となっています。

 

まとめ

以上、「因果応報」の意味と使い方、類似表現についてまとめました。

この言葉は、「現在や未来の果報には過去の行いがもとになっている」ということを表し、そのような過去が影響していると思われる因縁を感じる時に用いることができます。

また、「自業自得」「身から出た錆」という語もニュアンスは異なりますが近い意味があるため、その時々のケースに応じてこれらの言葉を用いて適切な表現をすることができます。

-四字熟語

Copyright© Kotoログ , 2019 All Rights Reserved.