言葉の使い方を中心にブログ運営・フリーランスに関することなど、ライティングの仕事に関わる情報を広く紹介するブログです。

Kotoログ

言葉・単語の意味

「以降」の意味と使い方・「以後」「以来」との違いまとめ

投稿日:2017年6月8日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「以降」(読み方:「いこう」)という言葉は、「~以降」「~して以降」などの形で用いられています。

さまざまな場面でよく用いられる言葉ですが、たとえば「○日以降」という表現をする場合にはその日が含まれるのか、また「以後」「以来」といった似た意味のある語とはどのような違いがあるのか疑問に思うことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「以降」の基本的な意味と使い方、「以後」「以来」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

「以降」の意味・使い方・「以後」「以来」との違い

それでは、以下に「以降」の意味と使い方、また「以後」「以来」との違いを説明します。

 

意味

「以降」には「ある時から後、以後」という意味があります。

「20歳以降」「それ以降」などのように前に他の語を伴って用いられる語で、そこに基準となる数値や時期などが含まれている場合には、それを含んで「それから後」であることを表します。

たとえば「この製品は来週の水曜日以降に入荷します」という場合には、「水曜日を含むそれより後」であることを示すものとなります。

 

使い方・例文

次に、「以降」の使い方を例文を使って見ていきます。

「以降」は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼は禁煙を宣言して以降、見事に煙草を吸っていない」
  • 「1950年代以降、結核による死亡率は減少している」
  • 「彼は卒業以降海外で生活している」
  • 「40代以降になると老眼の症状が出始める」
  • 「来月の10日以降は新社屋で営業します」
  • 「別荘を買って以降はそこで仕事をしている」

 

「以後」・「以来」との違い

次に、「以後」「以来」といった類義語と対比して意味や使い方の違いを見てみます。

まず、「以後」には以下2つの意味があります。

  1. 「(主に年齢・事件などを表す語の後について)それより後」
  2. 「(現在を起点にして)今よりのち、これから先」

そして「以来」の意味は以下のようになります。

  1. 「(年齢や事件などを表す語について)それより後今に至るまでずっと」
  2. 「この後、今より後、以後」

このどちらの語についても、1の使い方をする場合には、「以降」と同じように基準となっている日時・年齢・時期などが含まれているのが一般的な使い方となります。

使用例:
「彼は10日以来ずっと仕事を休んでいる」⇒彼は10日から今日まで仕事を休んでいる
「明日以後は留守にします」⇒明日を含めそれより後留守にする

 

これら3つの語は基本的に似たような使い方が可能ですが、使い方における違いとしては以下のような点があります。

  • 「以降」時の経過に重点を置く傾向があり、主に基準となっている時点から継続されている事柄に関して用いられる(「1960年代後半以降、アレルギー疾患が増加し続けている」など)
  • 「以後」:2の意味で使う場合には単独で用いる場合がある(「以後気をつけます」など)
  • 「以来」:1の使い方においては「先週からずっと空咳が続いている」など過去の時点から現在までの流れを表す表現となる(そのため「来週の月曜以来は不在にします」など、未来の表現には使えない。ただし「以降」や「以後」はそのような制限なく使用可能)

 

まとめ

以上、「以降」の意味と使い方、「以後」「以来」との違いについてまとめました。

「以降」は「○日以降」など、基準となる日にちや時点を含んで用いられることが多いですが、その場合にはその始点となる日を含む表現となります。

また、「以後」「以来」といった語は「以降」とはニュアンスが異なりますが、上記のような使い方をする場合には同様に始点となる日を含みます。

これらの語を使って相手に何かを伝える場合には、誤解を招かないように上記の点を踏まえて用いるようにすると良さそうです。

-言葉・単語の意味

Copyright© Kotoログ , 2019 All Rights Reserved.