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「一貫」の意味と使い方・例文・「一環」との違いまとめ

投稿日:2017年7月26日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「一貫」(読み方:「いっかん」)という言葉は、「一貫した~」「一貫して~する」などの形でよく用いられています。

たとえば「一貫した経営方針」などのように、ビジネスの場面で用いられることの多い語ではありますが、この言葉が具体的にどのようなことを表しているのか、また同じ読み方をする「一環」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「一貫」の意味と使い方、また「一環」との違いについて説明していきます。

 

「一貫」の意味と使い方・例文・「一環」との違い

それでは、以下に「一貫」の意味と使い方、また「一環」との違いを説明します。

 

意味

まず、「一貫」には主に以下のような意味があります。

  1. 一筋に貫くこと。一つの考え方ややり方で貫き通すこと。
  2. 単位「貫」で数えた一つ分。

出典:広辞苑「一貫」

主に、上記のうち1の意味で用いられ、「一つの考え方ややり方を変えずに、最後までそれをやり通すこと」を表す語となっています。

なお、「一貫」は「始めから終わりまで」という意味を表す「首尾」や「終始」といった語と併せて、「首尾一貫」「終始一貫」という四字熟語としての形でも用いられます。「終始一貫」は「始めから終わりまで一つの主張ややり方を通して変わらないこと」、また「首尾一貫」は「始めから終わりまで矛盾することなく一つのことを一途に貫いていること」を表し、より意味が強まった言い方となります。

 

使い方・例文

次に、「一貫」の使い方を例文を用いて見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「その長編小説は、最後まで読み進むにつれて始めから一貫したテーマに沿って物語が描かれていたことが分かってくる」
  • 「あの先生は、感情的になって恣意的な振る舞いをすることがなく、常に一貫した態度でいるため、生徒たちからも好かれているようだ」
  • 「当店の商品に使用する原材料には一貫してオーガニックのものを採用しています」
  • 「業界が全体的に値上げ傾向にある中で、その店だけは一貫して開店時から変わらない価格を維持していた」

 

「一環」との違い

では次に、「一貫」と混同されることがある「一環」との違いについて見ていきます。

まず、「一環」には以下のような意味があります。

  1. 鎖などの一つの輪
  2. 全体としてのつながりを持つものの一部分。

出典:広辞苑「一環」

そして、この語の2の意味と「一貫」の1の意味に置ける使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「一環」:「全社的に行っている社内業務合理化の一環としてペーパーレス会議を実践する」(社内業務を合理化するために全社的に行っている取り組みの一つとしてペーパーレス会議を実践する)
  • 「一貫」:「彼は子供との約束は破らないと決め、子供が成人するまで一貫してそれを崩さなかった」(彼は子供との約束は破らないと決め、子供が成人するまでずっとその考えを変えることがなかった)

つまり、「一環」は「つながりのある一つの物事の一部分」、「一貫」は「ある考えや方針を最後までやり通すこと」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「一貫」の意味と使い方、「一環」との違いについてまとめました。

この語には複数の意味がありますが、主に「ある考えや態度を貫き通すこと」を表し、「一貫して~する」「一貫した~」といった形で用いられています。

また「一環」については、「あるつながりを持つ物事の中の一部分」を表し、「勉強の一環として洋書を読む」「仕事の一環として日経新聞に目を通す」といった使い方をすることができます。

文字からもある程度想像することができますが、これらは全く別の意味を表す語となるため、場面により意識して使い分けると良いかと思います。

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