言葉の使い方を中心にブログ運営・フリーランスに関することなど、ライティングの仕事に関わる情報を広く紹介するブログです。

Kotoログ

言葉・単語の意味

「以上」の意味と使い方・例文・「上記」との違いまとめ

投稿日:2017年7月17日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「以上」という言葉は、ビジネス・プライベートを問わずさまざまな場面で用いられています。

どんな意味があるのか概ねすでに分かっているという人が多いかと思いますが、似た意味のある「上記」という語とはどのような違いがあるのか、ここでは「以上」の基本的な意味と使い方、また「上記」と比較してそれぞれの違いについて説明していきます。

 

「以上」の意味と使い方・例文・「上記」との違い

それでは、以下に「以上」の意味と使い方、また「上記」との違いを説明します。

 

意味

「以上」の意味には、以下のような複数の定義があります。

  1. 程度や数量などがそれよりも多い、または優れていること
  2. これまでに述べてきたこと
  3. 手紙などの末尾に記して「これで終わる」ことを表す
  4. からには、~の上は

上記の意味について補足すると、まずこの言葉は「20歳以上」「身長150cm以上」などのように、一般的に1の意味で多く用いられますが、この意味で数量を含む表現に用いる場合には基準値となる数を含みます。

(たとえば「20歳以上」とある場合には20歳を含む)

また、4の意味で用いる場合は「前後の事柄が因果として決定的なものとして成立」しており、後にくる事柄が必然的に前の事柄への対処になるという形で用いられます

(たとえば下に記す例文でいうと、「相手が家出してきたことが分かった」ということは「このまま相手を自分の家に置いておくことはできない」ことの決定的な(動かしがたい)因果関係として成立しており、前者が理由となって後者の対処が成立するという形になっています)

そのため、文末となる部分には話者の決意や義務などの表現を伴った使い方をします。

 

使い方・例文

次に、上記1~4(3を除く)の意味における主な使い方を例文を使って見ていきます。

それぞれのケースにおける使い方としては、以下のようなものがあります。

  • 「60歳以上の人は半額でご利用いただけます」(1の意味での使い方)
  • 「今回の作品は予想以上の仕上がりだ」(1の意味での使い方)
  • 「以上の説明でご理解いただけましたでしょうか」(2の意味での使い方)
  • 「その件の概略は以上で述べた通りです」(2の意味での使い方)
  • 「以上をもって本日の公演は終了となります」(2の意味での使い方)
  • 「君が家出してきたことが分かった以上は、このままここに置いておくわけにはいかない」(4の意味での使い方)

 

「上記」との違い

それでは、ここからは「以上」と似た使い方をする「上記」との違いについて見ていきます。

まず「上記」には「ある記事の上方、または前に書いてある部分、またその文句」という意味があり、文章においてそれよりも上もしくは前に書いてある部分のことを表します。

この言葉と「以上」の2の意味における使い方を比較すると、以下のようになります。

  • 「上記」:「上記のとおり相違ありません」(この文章の前もしくは上方に書いてあることに間違いない)
  • 「以上」:「私の経歴は以上の通りとなります」(経歴はそれまでに述べた通りとなる)

つまり、「上記」は文章においてそれよりも前もしくは上方に書いてある部分を表しますが、「以上」は書き記したことに限らずそれよりも前に述べたことを(総括的に)表すという違いがあります。

 

まとめ

「以上」の意味と使い方、「上記」との違いについてまとめました。

この言葉には複数の意味があり、さまざまな使い方があります。

使い方として特に難しいところがある語ではありませんが、「上記」とのニュアンスの違いなど、細かい部分を含めて意識して用いるようにすると、より適切な使い方がしやすくなり良いかと思います。

-言葉・単語の意味

Copyright© Kotoログ , 2019 All Rights Reserved.