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「表裏一体」の意味と使い方・例文・「紙一重」との違いまとめ

投稿日:2017年8月7日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「表裏一体」という言葉は、「長所と短所は表裏一体だ」などの形でよく用いられます。

ただし、こうした表現は実際にどのようなことを表しているのか疑問に思うこともあるかもしれません。

ここでは、この言葉の基本的な意味と使い方、また似た使い方をする「紙一重」という語と比較して、両者のニュアンスの違いを説明していきます。

 

「表裏一体」の意味と使い方・例文・「紙一重」との違い

それでは、以下に「表裏一体」の意味と使い方、また「紙一重」との違いを説明します。

 

意味

「表裏一体」には、「相反する二つのものが一つになること、二つの者の関係が密接で切り離せないこと」という意味があり、「矛盾したり対立しているように見える2つのものの関係が根本のところでは密接に結びついていること」や「2つのものの関係が深い関係があり切り離せないこと」を表しています。

 

使い方・例文

それでは、「表裏一体」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、「(矛盾しているように思える)2つのものが密接な関係にあること」を述べる場面において、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「長所と短所は表裏一体、何が美点で何が欠点であるかは見方によって変わってくる」
  • 「始まりと終わりは表裏一体だ。何かを始めるということは、すなわちいつか必ず終わりを迎えるということだ」
  • 「物事の善悪は白と黒のように明確に分けられるものではない。正義と悪は常に表裏一体、つまりそれぞれの立場や価値観によってどちらにもなり得るものである」

 

「紙一重」との違い

次に、似た意味を表す「紙一重」という語との違いについて見ていきます。

まず、「紙一重」には「紙一枚の厚さほどのわずかな隔たり」という意味があり、「隔たりがごくわずかなことの例え」とされている語となっています。

この言葉はたとえば「紙一重の差で勝利する」(僅差で勝利する)などの形で用いられますが、「表裏一体」と近い使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「紙一重」:「失敗と成功は紙一重だ。それらを分けるのは、単に試行錯誤を重ねるなど、地道な努力の積み重ねができるかできないかのわずかな違いだ」
  • 「表裏一体」:「失敗と成功は表裏一体だ。失敗を繰り返すことでうまくいく方法が見つかるようになる。つまり失敗があるからこそ成功にたどり着ける、両者は密接につながっているものだ」

つまり、「紙一重」は「紙一枚ほどのわずかな差」つまりは「ほとんど差がない」ことを表し、「表裏一体」は「一見相反するものが密接につながっている様子」、つまり「矛盾する2つの物事が別個ではなく深い関係で結びついていること」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「表裏一体」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は「2つの物事が深い関係があり切り離せないこと」を表します。それに対して「紙一重」は、「わずかな差」を表し、両者は似たような使い方をすることができますが意味合いのニュアンスが異なります。

「ほとんど差がないこと」もしくは「物事に密接なつながりがあること」のいずれを強調するかによって使い分けることができます。

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