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「奔走」の意味と使い方・例文・「奮闘」「尽力」との違いまとめ

投稿日:2017年12月9日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「奔走」(読み方:「ほんそう」)という言葉は、「~に奔走する」といった形でよく用いられています。

とはいえ、この言葉は具体的にどのようなことを表すのか、もしくは近い意味のある「奮闘」「尽力」といった語とは具体的にどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「奔走」の意味と使い方、また「奮闘」「尽力」との違いを説明していきます。

 

「奔走」の意味と使い方・例文・「奮闘」「尽力」との違い

それでは、以下に「奔走」の意味と使い方、また「奮闘」「尽力」との違いを説明します。

 

意味

まず、「奔走」には以下のような意味があります。

物事の実現に向けて走り回って努力すること。

出典:明鏡国語辞典

つまり、「物事を実現させる、物事をうまく進めるためにあちこちを走り回って努力すること」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「奔走」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば、あちこちに行って交渉をするなどして物事を実現するような場面について述べる場合に、以下のように用いることができます。

  • 「その業界に顔の広い友人が奔走してくれたおかげで無事に就職することができた」
  • 「彼は今度飲食店を始めるようで、今はその開業資金の調達に奔走している」
  • 「会社の労働環境を改善するために労働組合の発足に奔走する」
  • 「業界の人脈作りに奔走する」

 

「奮闘」「尽力」との違い

次に、似た意味のある「奮闘」「尽力」という語との違いについて見ていきます。

まず、これらの語には以下の意味があります。

  1. 力をふるって戦うこと。
  2. 力いっぱい努力すること。

出典:明鏡国語辞典「奮闘」

力をつくすこと。

出典:明鏡国語辞典「尽力」

そして、これらの語と「奔走」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「奮闘」:「彼女は今では2児の母となり、日夜子育てに奮闘中だ」(彼女は今では2児の母となり、日夜子育てに精一杯努力している)
  • 「尽力」:「ご多忙の中、多大なるご尽力を賜りましたこと、改めて御礼申し上げます」(お忙しい中、我々のために力を尽くしていただいたことに改めて御礼申し上げます)
  • 「奔走」:「後輩の就職口の世話に奔走する」(後輩に就職口を世話するためにあちこち走り回って努力する)

つまり、「奮闘」は「困難に対して精一杯の努力をすること」、「尽力」は「人のために力を尽くす、精一杯働くこと」、「奔走」は「何かをかなえるために走り回って努力をすること」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「奔走」の意味と使い方、「奮闘」「尽力」との違いについてまとめました。

この言葉は、「何かの物事をうまく進めるためにあちこちに走り回って努力すること」を表し、「~に奔走する」といった形で用います。

また「奮闘」「尽力」は力を尽くす、努力するといった意味を含み「奔走」と近い意味がありますが、「奮闘」は困難なことに精一杯努力すること、「尽力」は何かの目的や人のために力を尽くすことをいいます。

これらはそれぞれ異なる場面で用いることができるため、たとえば、何かを掛け合うなどあちこちに行って努力することについて言いたい場合には「奔走」、ある人が困難に精一杯努力する様子を述べる場合には「奮闘」、人のために力を尽くすことには「尽力」と、場面に応じて使い分けることができます。

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