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「隔てる」の意味と使い方・例文・「隔たる」との違いまとめ

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「隔てる」(読み方:「へだてる」)という言葉は、「~を隔てる」「~を隔てた向こう」などの形でよく用いられています。

しかしながら、近い意味のある「隔たる」という語と比べてみた時に具体的にどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「隔てる」の意味と使い方、また「隔たる」との違いを説明していきます。

 

「隔てる」の意味と使い方・例文・「隔たる」との違い

それでは、以下に「隔てる」の意味と使い方、また「隔たる」との違いを説明します。

 

意味

まず、「隔てる」には以下のような意味があります。

  1. 時間的・空間的に距離を置く。
  2. 間に物を置く。また、間に置かれた物が二つの物をさえぎる。
  3. 関係をうとくする。損なう。遠ざける。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「隔てる」

つまり、「二つの物の間に空間や時間的な距離があり離れている」「二つの物の間に物を置く、またそれによって向こう側が見えなくなる」「ある人との関係が薄くなること」ことを表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「隔てる」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「南向きの部屋にもかかわらず、高層マンションに隔てられて日当たりが遮られる」
  • 「彼は両親の離婚以来離れ離れになっていた実の母親と二十年の歳月を隔てて再会した」
  • 「忙しさからくるすれ違いが生んだ不信感は、一時彼らの仲を隔てた」
  • 「すべての生徒を分け隔てなく扱う教師は案外少ないものだ」

 

「隔たる」との違い

次に、似た意味を表す「隔たる」という語との違いについて見ていきます。

まず、「隔たる」には以下の意味があります。

  1. 時間的・空間的に遠く離れる。
  2. 物事の間に差がある。懸け離れている。差異がある。
  3. 気持ちが離れて関係をうとくなる。懸け離れる。疎遠になる。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「隔たる」

そして、これらの語と「隔てる」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「隔たる」:「彼は子育ての方針が妻と大きく隔たっていることに苛立ちを隠せなかった」(彼は子育ての方針が妻と大きく懸け離れていることに苛立ちを隠せなかった)、「彼はおよそ100km隔たったところに転居し、以前ほど頻繁には行き来できなくなった」(彼はおよそ100kmも遠く離れたところに転居し、以前ほど頻繁には行き来できなくなった)
  • 「隔てる」:「病院はここから数百メートルほど隔てたところにあります」(病院はここから数百メートルほど離れたところにあります)

つまり、「隔たる」は「二つの物事の間に時間や空間があり、それらの物事が遠く離れていること」、そして「隔てる」は「二つの物の間に時間や空間的な距離があり、それが二つのものを離していること」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「隔てる」の意味と使い方、「隔たる」との違いについてまとめました。

この言葉は、ある二つの物の間に時間や空間的な距離があること、間に物を置くこと、また間にある距離が二つの物の疎通を妨げていることを表し、「~メートル隔てたところ」「山を隔てた向こう」「~年を隔てて」などの形で用いられています。

また「隔たる」についても同じような意味がありますが、この場合には、時間や空間的な距離が間にあり、ある二つの物事が大きく離れていることをいいます。

たとえば、カーテンやついたてで部屋を仕切る、もしくは数件離れたところにある場所などについていう場合には「隔てる」、二人の人の意見が懸け離れている、遠い昔のことなど年月が離れていることについていう場合には「隔たる」というように使い分けると良さそうです。

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