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「破天荒」とは?意味と由来・使い方まとめ

投稿日:2017年6月1日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「破天荒」(読み方:「はてんこう」)という言葉は、一般的に「破天荒な人」などの形で「大胆」「突飛」「型破り」といった人を評する場合によく用いられています。

しかしながら、それらの使い方は本来この言葉が表している意味とはニュアンスが異なる使い方となります。

では本来この言葉はどのようなことを表しどのような使い方をするのか、ここでは「破天荒」の意味と使い方、また併せて由来となることについて説明していきます。

 

「破天荒」の意味と由来・主な使い方

それでは、以下に「破天荒」の意味や由来、また例文を交えて使い方を説明します。

 

意味

まず、「破天荒」の「天荒」には「まだ開かれていない地」「未開の地の混沌たるさま」を表します。

そして、「破天荒」は「天荒を破る」という意があることから、「今まで誰もしなかったことを初めて行うこと、前例のないこと、未曾有、前代未聞」という意味があります。

この「誰もまだ成し遂げていないことを行う」ということは、イメージとして広げてみると「大胆」だとも「突飛」「型破り」とも言い表すことができるため、一般的に用いられている使い方と共通する部分があるといえますが、厳密には本来のこの言葉の意味と異なることに注意が必要です。

ちなみに、「未曾有」とは「未だ曾て有らず」(いまだかつてあらず)と訓読みし、「いまだ曾て起こったことがないこと」を表します。また「前代未聞」は、「これまでに聞いたことのないこと、きわめて珍しいこと、驚くべきこと」を意味する語となります。

 

由来・語源

次に、この言葉がどのようなことに由来しているのか、「破天荒」の語源について見ていきます。

この言葉は中国「北夢瑣言」の記事にある故事がもとになっています。

その故事によると、「唐代において、荊州(けいしゅう)という場所からは官吏の採用試験に合格した人が一人も出ず、その地は『天荒』と呼ばれていた。しかし、後に「劉蛻」(りゅうぜい)という人物が初めて試験に合格し、人々がこのことを『天荒を破った』(破天荒)と称した」とされています。

 

使い方・例文

それでは次に、「破天荒」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「自転車で全国を旅する破天荒の試みを実践する」
  • 「入社して10年経つが、さすがにこれは破天荒の出来事だ」
  • 「開店セールでノートパソコンが1万円になる破天荒の大安売りをやっている」
  • 「業界に新境地を開く破天荒の壮挙を成し遂げる」

 

まとめ

以上、「破天荒」の意味や由来、使い方についてまとめました。

上述したように、この言葉の一般的に使われている意味は厳密には本来のものとは異なります。

ただし、基本的に日常会話などにおいて使用する場合には、それを意識せずに用いてもほとんど問題はないかと思われますが、話す相手や用いる場面によっては、正しい使い方をしたほうが良いケースもあります。

そのため、両方の使い方を理解して場面に応じて使い分けるようにすると良いかと思います。

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