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言葉遣い・敬語

手紙などに用いる主な「頭語・結語」の意味と使い方・組み合わせまとめ

投稿日:2017年4月1日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

今回の記事では、手紙の頭語や結語として用いる主な表現を挙げて、それらの意味や使用する場面を説明します。

 

手紙などに用いる主な頭語・結語 意味と使い方

手紙やビジネスの添え状などにおいて、相手への敬意を表す挨拶として「頭語」と呼ばれる言葉を文頭に用いる言葉があります。そして、文頭に頭語を置く場合には、その頭語とセットして用いる「結語」を文末に添えます。

 

頭語・結語には「拝啓」「敬具」がよく知られていますが、それら以外にも類似した使い方をする表現が多くあります。

 

とはいえ、場面によって用いる言葉が異なってくるため、ここではそれらの意味やどんな場面で用いることができるかをまとめていきます。

 

頭語

まず、頭語として用いる語には以下のようなものがあります。

 

拝啓(はいけい)・拝呈(はいてい)

まず「拝啓」については、一般的な手紙の往信に挨拶の語として用いる語で、「謹んで申し上げる」という意味があります。

 

 

また同じような使い方ができる語として「拝呈」があります。

 

拝呈には、「ものを贈ること」の謙譲語として「謹んで差し上げる」という意味がありますが、「拝啓」と同様に手紙の始めに相手への敬意を表す語としても用いられ、この場合には「つつしんで手紙を贈ること」という意を表します。

 

謹啓(きんけい)・粛啓(しゅくけい)

「謹啓」「粛啓」は「つつしんで申し上げる」という意味があり、「拝啓」と同様に、往信の手紙で時候の挨拶の前に置いて用いる語となります。

 

ただし拝啓よりも高い敬意を表し、より丁寧な改まった手紙で用います。

 

拝復(はいふく)・復啓(ふくけい)・敬復(けいふく)

「拝復」は、一般的な手紙などの返信において冒頭に用いる一般的な挨拶の言葉です。

 

「答えるの謙譲語」で、「謹んで返事をする」「謹んでお答え申し上げる」という意味を表します。

 

また、同様に一般的な手紙の返信に用いる頭語として、「復啓(ふくけい)」(返事を申し述べる)、「敬復(けいふく)」(つつしんで返事をすること)があります。

 

再啓

「再啓」は、「もう一度申し上げます」という意味を表し、同じ要件でもう一度手紙を書く時に用いる語となります。

 

前略・冠省

「前略」は、時候の挨拶などの本文の前部分を省く場合の断りとして用いる言葉です。急ぎの用件を伝えるなどで前文を省略してすぐに本文に入る場合において手紙の冒頭に用います。

 

ただし、この頭語を用いるのは略式の手紙となるため、目上の人が相手となる場合には避けるようにします。

 

また、同様の使い方ができる言葉として「冠省(かんしょう)」があり、「前略」よりも改まった表現になります。

 

結語

次に、上記の頭語に対応した結語には以下のようなものがあります。

 

敬具(けいぐ)

「以上謹んで申し上げます」といった意味があり、「拝啓」「拝復」「再啓」と組み合わせて手紙の文末に添えて用います。

 

敬白(けいはく)

「敬白」は、敬具と同じように「以上謹んで申し上げます」という意味がありますが、敬具よりも丁重な語で「謹啓」「粛啓」に対応した結語として用います。

 

草々(そうそう)

「草々」は「急いで書いたため意を尽くしておりません」という意味を表し、「前略」「冠省」と組み合わせて用いる結語となります。

 

まとめ

以上、手紙に用いる主な頭語・結語の意味と使い方を紹介しました。

頭語は場面によって用いる語が異なるため、一つの言葉(頭語・結語の組み合わせ)をすべてのケースで使い回すことはできないことに注意が必要です。

とはいえ、上記の言葉を場面によって適切に分けることで、相手への敬意が伝わる丁寧な手紙文を贈ることが可能になります。

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