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「疑心暗鬼」の意味と使い方・言葉の由来まとめ

投稿日:2017年5月6日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「疑心暗鬼」(読み方:「ぎしんあんき」)という言葉は、「疑心暗鬼になる」「疑心暗鬼を掻き立てる」などの形でよく用いられています。

言葉の意味は概ね分かるという人がほとんどかと思いますが、具体的にどのようなことを表していて、実際にどんな使い方ができるのか、またどのような由来があるのかといったことに疑問を抱くことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「疑心暗鬼」の意味と使い方、また言葉の由来について説明していきます。

 

「疑心暗鬼」の意味と由来・主な使い方

それでは、以下に「疑心暗鬼」の意味と使い方、言葉の由来について説明します。

 

意味

「疑心暗鬼」の意味をまず部分的に見てみると、「疑心」は文字通り「疑う心」、また「暗鬼」は「妄想から引き起こされる恐れや疑い」を表すものとなっています。

そして「疑心暗鬼」は、「疑いの心があるために取るに足りないことまで恐ろしく感じたり疑ったりすること」「疑いの心が妄想を掻き立てさまざまな不安を呼び起こすこと」を表す言葉となります。

つまり、疑う心があると何でも鬼に見えるように、見るものすべて恐ろしく思えたり疑わしく思えたりすることを表す語となっています。

 

由来

この言葉は、中国の思想書「列子・説符」の注解にある「疑心暗鬼を生ず(疑う心が暗鬼を生む)」という部分が基になっています。

「疑心暗鬼」はこれを略したもので、「心に疑いを持っていると、暗闇の中にありもしない鬼の形を見たりする」という意から来た語となります。

 

使い方・例文

それでは、次に「疑心暗鬼」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「その噂は皆を疑心暗鬼にさせた」
  • 「彼の思わせぶりな態度は、かえって彼女の疑心暗鬼を掻き立てた」
  • 「彼は疑心暗鬼で夜も眠れなかった」
  • 「そのことが発端になって、彼らに疑心暗鬼を引き起こした」
  • 「その事件は、彼らに再び疑心暗鬼の念を呼び起こした」
  • 「彼は疑心暗鬼になって妻の一挙手一投足を怪しむようになった」
上記のように、この言葉は単なる疑いの心があることを意味するものではなく、ある疑いが基になって不安や恐れ、別の疑いを呼び起こすような状態をいいます。たとえば「彼の言動に疑心を抱く」という表現と「彼の言動が疑心暗鬼を引き起こした」という表現を比べると、前者は単純に彼の言動には何かおかしなことがあるかもしれないと怪しむことを表しますが、後者は彼の疑わしい言動が基になって妄想や不安が生じ、些細なことまで疑いの対象としてしまうような状態を表します。

 

まとめ

以上、「疑心暗鬼」の意味や由来、使い方についてまとめました。

この言葉は、あらかじめ疑う心があると、ありもしないことにまで疑いや不安が生じるという、疑いが疑いを呼ぶような状態を表す時に用いることができます。

そうした状況は意外と日常の中で起こることも多いので、ある意味他の表現との違いや使い方も分かりやすく使いやすい表現といえそうです。

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