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「普及」の意味と使い方・例文・「浸透」との違いまとめ

投稿日:2018年10月30日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「普及」(読み方:「ふきゅう」)という言葉は、「~が普及する」「~を普及させる」などの形でよく使われています。

世間で広く使われている物事についていう場合によく使われている言葉ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また近い意味のある「浸透」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「普及」の意味と使い方、「浸透」との違いについて説明していきます。

 

「普及」の意味と使い方・例文・「浸透」との違い

それでは、以下に「普及」の意味と使い方、また「浸透」との違いを説明します。

 

意味

まず、「普及」には以下のような意味があります。

社会一般に広く行き渡ること。また、行き渡らせること。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「普及」

つまり、「ある物事が世の中全体に広まることや広めること」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「普及」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「電子書籍の市場は年々規模が増加しているものの、普及率として見るとそれほど高くはないようだ」
  • 「環境意識の強いヨーロッパではプラスチック製品を廃止するなどの動きがあるが、こうした意識は世界的に普及させる必要があるだろう」
  • 「ここ数年の急激なスマートフォンの普及に伴い、インターネット利用者の低年齢化が進んでいる」
  • 「1900年台後半にはまだインターネットはそれほど普及していなかったが、以降20年ほどの間に技術は急速な進化を遂げ、今では社会において必要不可欠な存在となっている」

ポイント

「普及」は、上記のように広く世の中で使われている物事についていう場合に、「~を普及させる」「~が普及している」といった言い方で動詞的に使われるほか、「普及率」「普及に伴い~」などのように名詞として使われることもあります。

 

「浸透」との違い

次に、似た意味のある「浸透」という語との違いについて見ていきます。

まず、「浸透」には以下の意味があります。

思想・風潮などが人々の間に広く行きわたること。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「浸透」②

そして、この語と「普及」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「浸透」:「欧米諸国では動物愛護の精神からヴィーガニズムが浸透している」(≒「欧米諸国では動物愛護の精神から、多くの人々の間にヴィーガニズムが深く染み込んでいる」)
  • 「普及」:「近年では、駅などの公共スペースに宅配ボックスが設置されるなど、在宅していなくても荷物の受け取りが可能になるサービスが普及しつつある」(≒「近年では、駅などの公共スペースに宅配ボックスが設置されるなど、在宅していなくても荷物の受け取りが可能になるサービスが世の中に広まりつつある」)

ポイント

つまり、

「浸透」は「ある思想が人々の心に深く染み込むこと、心に深く入り込んでいること」(広範囲の人々の心にある考えが根付いている状態にあることに対して使う)、

「普及」は「世の中に広まっていること(もしくは広めること)」(世間全体にある物事が広まることや、物事をあえて広めることについていう時に使う)

を表すという違いがあります。

 

まとめ

以上、「普及」の意味と使い方、「浸透」との違いについてまとめました。

この言葉は、世間一般に広まること、また広めることをいい、誰もが使っているサービスなど広く世間に行き渡っている物事についていう場合に「~が普及する」「~を普及させる」「普及率」などの形で使われています。

また「浸透」にも近い意味がありますが、この場合は「思想や風潮が人々に広く行き渡ること」をいい、ある考えなどが人々の心の深くに入り込んでいることについていう場合に、「~が(~に)浸透する」といった形で使うことができます。

どちらも世の中に広く行き渡っている物事や事柄についていう時に使うことができますが、それぞれ異なるニュアンスがあるので、適した場面で使い分けることができます。

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