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「覆水盆に返らず」とは?由来・意味と使い方・例文・類似表現まとめ

投稿日:2017年5月11日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「覆水盆に返らず」(読み方:「ふくすいぼんにかえらず」)という言葉は、「したことは取り返しがつかない」ことの例えとしてよく用いられています。

といっても、どのような由来でそうした意味を表すようになったのか、またこの言葉は具体的にどのような使い方をすることができるのかと疑問に思うこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「覆水盆に返らず」の意味と使い方、また似た意味のある他のことわざについて説明していきます。

 

「覆水盆に返らず」の由来・意味と使い方・例文・類似表現

それでは、以下に「覆水盆に返らず」の意味と使い方、また類似した他のことわざについて説明します。

 

意味・由来

まず、「覆水盆に返らず」には以下の2つの意味があります。

  1. 「一度別れた夫婦の仲は元通りにならない」ことの例え
  2. 「一度してしまったことは取り返しがつかない」「時機の二度と得がたいこと」の例え

新漢語辞典より

もともとこの言葉は古代中国の故事に基づいたもので、その故事によると「周の太公望が斉に封ぜられた(ほうぜられた;取り立てられた)際に、自分から離縁を求めて去った妻が復縁を求めてきたことに対して、盆から水をこぼし「その水を元に戻したら求めに応じる」といったとされています。

そして、そこから「1」の意味が生じ、転じて「2」の意味で用いられるようになったものとなっています。

 

使い方・例文

次に、「覆水盆に返らず」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「別れた妻は彼に復縁を迫っているが彼のほうは拒んでいるらしい。仲裁を頼まれたが、覆水盆に返らずでどうにもならないだろう」
  • 「離婚を後悔しているが、今となっては覆水盆に返らずだ」
  • 「ここまで夫婦の間に亀裂が生じるようになったらもう元に戻るのは難しいだろう。残念だけど覆水盆に返らずだ。諦めたほうがいい」
  • 「何であの時あんなことを言ってしまったのか、もっと慎重になるべきだった。しかし今さらそんなことを言っても覆水盆に返らずだ」

 

類似した表現

次に、「覆水盆に返らず」と似た意味を表す言葉について見ていきます。

この言葉と似た意味を持つ語(ことわざ)に、「後悔先に立たず」があります。

このことわざは、「すでにしてしまったことを後で悔いても取り返しが付かないこと」、つまり「事をする前に熟慮することが大切だ」ということを表すものとなっています。

ちなみに、「覆水盆に返らず」の意味を英語にすると「What is done cannot be undone.」といった文に直訳することができますが、英語のことわざである「It is no use crying over spilt milk.」も、「こぼれたミルクを嘆いても無駄だ」、つまり「済んだことを嘆いても始まらない」ということを表し「覆水盆に返らず」と同意として扱われています。

 

まとめ

以上、「覆水盆に返らず」の意味や由来、使い方についてまとめました。

この言葉は、「一度別れた夫婦の仲は元に戻らない」ことや「済んでしまったことは取り返しがつかない」ことの例えとして用いることができます。

特に夫婦関係など取り戻したくても時機を得るのが難しいといったケースを表す場合に用いると、状況をうまく表すことができるかと思います。

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