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「不条理」の意味と使い方・「理不尽」「不合理」との違いまとめ

投稿日:2017年10月8日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「不条理」(読み方:「ふじょうり」)という言葉は、主に「不条理な世の中」「世の不条理」などの形で用いられています。

といってもこの言葉は日常的によく使われる語ではなく、具体的にどのようなことを表しているのか、また「理不尽」「不合理」といった同じような意味のある語とはどのような違いがあるのかと疑問に思うことがあるかもしれません。

そこで、ここではこの言葉の基本的な意味と使い方、また「理不尽」「不合理」と比較しながらそれぞれの違いを説明していきます。

 

「不条理」の意味と使い方・「理不尽」「不合理」との違い

それでは、以下に「不条理」の意味と使い方、また「理不尽」「不合理」との違いを説明します。

 

意味

まず、「不条理」には以下のような意味があります。

  1. 物事の筋道が立たないこと、道理に合わないこと
  2. (実存主義の用語で)人生に意義を見出す望みがないこと、絶望的な状況

一般的に、上記のうち1の意味で「物事の筋道が通らない、道理に合わないこと」を表す語として用いられています。

 

使い方・例文

次に、「不条理」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「若くして病気で亡くなった彼のことを思うと、その不条理な運命を嘆かずにはいられない」
  • 「人生や世の中の不条理を挙げたらきりがないが、だからこそ、その不条理の中での在り方を追求することが必要だ」
  • 「大地震で周辺の街が一変し、この世の不条理を実感する」
  • 「震災による被害を目の当たりにして、不条理な現実に呆然とする」

 

「理不尽」「不合理」との違い

次に、似た意味を表す「理不尽」「不合理」という語との違いについて見ていきます。

まずこれらの語の意味を大まかにいうと、「理不尽」は「道理をつくさないこと」、「不合理」は「道理に適っていないこと」を表す語となっています。

上記の意味だけを見るといずれもほぼ違いがないように思われますが、これらの語と「不条理」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「理不尽」:「理不尽なクレームに冷静に対応する」(筋の通らない内容のクレームに冷静に対応する)
  • 「不合理」:「残業代を固定にする制度を不合理だとして改善を求める」(残業代を固定とする制度は道理に合わないとして改善を求める)
  • 「不条理」:「猛威を振るう台風の影響で農作物に大きな被害が出たというが、何とも不条理な話だ」(猛威を振るう台風の影響で農作物に大きな被害が出たというが、何とも道理に合わない話だ)

つまり、これらの語はいずれも「道理に合わないこと」を表していますが、使用する場面が異なり、「理不尽」は「(理屈に合わない無理な要求をされるなど)他人の道理に合わない行動」について言及する場合に用い、「不合理」は何かの制度などについて述べる場合に用います。

また「不条理」は、「天災などの人の力ではどうにもならないこと」に対して用いるというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「不条理」の意味と使い方、「理不尽」「不合理」との違いについてまとめました。

これらの語は、一見すべて同じ意味で違いが分かりにくいものとなりますが、それぞれ使用する場面が異なります。

「不合理」は「道理に合わないこと」を表し、対象が「天災や死などの人の力とは関係しないこと」である場合に用いることに対して、「理不尽」は他人の理屈に合わない言動、「不合理」は制度や組織などを対象にする場合に用いるという点で違いがあります。

それらを意識してその時々のケースに応じて使い分けると良さそうです。

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