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時候の挨拶・結びの言葉

2月に送る手紙の挨拶文・結びの言葉に使う言葉の意味と使い方

投稿日:2017年1月23日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です>

今回の記事では、2月に送る手紙の挨拶文などに使用する主な言葉9つ(立春・春寒・余寒・残寒・晩冬・早春・向春・梅花・解氷)の意味と使い方を紹介します。

 

2月 手紙の挨拶文や結びの言葉に用いる言葉 意味と使い方

それでは、ここから手紙の挨拶文などに使用される言葉を9つ挙げて意味や使い方(使用例)を紹介していきます。

 

「立春」(りっしゅん)

まず、「立春」は二十四節気の一つで「太陽の黄経が315度に達する時」をいい、暦の上では「2月4日頃」にあたります。

そして、この言葉は「暦の上で春が始まる日」を表し、2月4日以降に送る手紙の挨拶文において以下のように使用することができます。

  • 「立春の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます」
  • 「立春とはいえまだまだ寒い日が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか」
  • 「立春とは名ばかりの寒さが続いております」
ちなみに2018年の立春は「2月4日」です。また立春を期間としてみる場合には、この日から次の節気となる「雨水(2月19日)」までの間(つまり2月18日まで)となります。

 

「春寒」(はるさむ・しゅんかん)

「春寒」は「立春以降の寒さ」のことをいい、「春になっても残っている寒さ」「春先の寒さ」を表します。そして、手紙の挨拶文や結びの言葉において以下のように用いることができます。

  • 「春寒の候、皆様にはご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます」
  • 「春寒の折、体調を崩されることのないようくれぐれもご自愛ください」
  • 「春寒のみぎり、風邪など召されませぬようお気を付けてお過ごしください」

 

「余寒」(よかん)

「余寒」は「大寒(1年で最も寒いとされる時期で1月20日頃~立春までの間)があけた後の寒さ」や「立春後の寒さ」のことで、「立春後にもまだ残っている寒さ」「残寒」を表します。

そして、立春後に送る手紙の挨拶文や結びの言葉に以下のように用いることができます。

  • 「余寒厳しき折から、お風邪など召されませぬようお気を付けください」
  • 「春とはいえ余寒厳しき今日このごろ、皆様には変わりありませんでしょうか」
  • 「余寒の候、いまだ春も浅きこのごろではございますが、いかがお過ごしですか」

 

「残寒」(ざんかん)

「残寒」は「立春が過ぎた後の春になってからの寒さや寒い日」を表し、以下のように相手の体調を気遣う挨拶文や結びの言葉に用いることができます。

  • 「残寒の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます」
  • 「残寒のみぎり、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか」
  • 「残寒厳しき折から、ご自愛専一のほどお祈り申し上げます」

 

「晩冬」(ばんとう)

「晩冬」は「冬の末・冬の終わり頃」を表し、2月に送る手紙の挨拶文や結びの言葉において以下のように用いることができます。

  • 「晩冬のみぎり、厳しい寒さが続いておりますがお元気でお過ごしでしょうか」
  • 「晩冬の候、皆様いかがお過ごしですか」
  • 「晩冬の候、暖かい春の訪れが待ち遠しい今日このごろですが、皆様にはお変わりありませんでしょうか」

 

「早春」(そうしゅん)

「早春」は「春の初め」を意味し、後に「早春の候」などと続けて、手紙の挨拶文において以下のように用いることができます。

  • 「早春の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます」
  • 「早春の候、皆様にはますますご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます」
  • 「早春の折から、いくらか寒さも緩みはじめましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか」

 

「向春」(こうしゅん)

「向春」は「春が訪れようとしている」ことを表し、手紙の挨拶文において、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「向春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」
  • 「向春のみぎり、皆様にはお元気で過ごしのことと存じます」
  • 「向春の候、梅がほころび始め春の気配が感じられるようになりました」

 

「梅花」(ばいか)

「梅花」は字の通り「梅の花」のことをいい、挨拶文においては以下のように用いることができます。

  • 「梅花の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」
  • 「梅花のみぎり、寒さの中にも春の兆しが感じられるようになって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか」
  • 「梅花のみぎり、寒気の中にも梅がほころび始め、少しづつ春めいてまいりました」

 

「解氷」(かいひょう)

「解氷」は「春になって川や湖などの氷が解けること」を表し、2月に送る手紙の挨拶文において以下のように用いることができます。

  • 「解氷のみぎり、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます」
  • 「解氷の候、柔らかな日差しに春の訪れも近いと感じる今日このごろですが、皆様はいかがお過ごしですか」
  • 「解氷の折からいくらか寒さも緩み、そこはかとなく春の気配を感じるようになりました」

 

まとめ

以上、2月に送る手紙の挨拶文などに使用する季語の意味や使い方を紹介しました。

実際には2月はまだ厳しい寒さが続く時期ではありますが、立春を迎えると暦の上では春になることから、寒さだけではなく、「向春」「早春」「梅花」などの春の気配が感じられる言葉や春が訪れようとしていることを表す言葉を使って季節感を表すことができます。

これらには近い意味の語がいくつかありますが、それぞれニュアンスには違いがあるため、その時々の状況によって適度なものを選び、もうすぐ季節が移り変わる時期特有の雰囲気を表すことができます。

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