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「二重表現」とは?その意味と普段何気なく使ってしまいがちな使用例3つ

投稿日:2016年6月30日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

今回の記事では、「二重表現」とはどんなものか、またそれに該当する表現にはどんなものがあるのか主な使用例を紹介します。

 

 

「二重表現」の意味とよくある使用例3つ

「二重表現」(または「重言」「重複表現」ともいう)という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、それと気付かずに、または無意識に日常で使用していることが多い表現になります。

 

それではそれらにはどんな表現が該当するのか、ここでは意味と主な使用例を挙げていきます。

 

意味

簡単にいうと「同じ意味のことを重複して用いる表現」のことで、分かりやすい例を挙げると「馬から落馬する」という言い方があります。

 

まさに文字通りとなりますが、「落馬」というのは「乗っている馬から落ちる」ことをいいます。

 

そのため「馬から落馬する」というと「馬から」という意味が重なることになりますが、逆に「馬から」を付けずに「落馬して怪我をする」「落馬が怖いから乗馬はしない」といった使い方をしても意味が通じることが分かります。

 

このように、不要に意味が反復した使い方がされている表現が「二重(または重複)表現」「重言」と呼ばれるものになります。

 

主な使用例

それでは次に、文字で表すと分かりやすいけれど口語でよく使ってしまいがちな表現例を紹介していきます。

 

「私の私見」

先ほどの「馬から落馬する」と同じようにこちらも文字通りですが、意味が重なった表現となります。

 

まず私見」というのは「自分の意見」を謙遜していう言葉となるため、その前に「私の」を付ける必要がありません。

 

ですので、意見を述べたい時などには「私の私見では」というのではなく、以下のような言い方をすると良いといえます。

  • 「私見ですが~」
  • 「私個人の考えとしては~」
  • 「個人的な見解としては~」

 

「後で後悔する」

「~をすると後で後悔するかもしれない」などと口語表現で何気なく使ってしまうことがあるかもしれませんが、こちらも同じく重言となります。

 

「後悔」するという言葉は「してしまったことを後で悔やむ」という意味を持ちます。

 

「後悔」という単語自体に「後で」という意味が含まれるため、「後で後悔する」するというと「後で」が重なった表現となります。

 

同様のことを言いたい場合には、以下のよう言い方にすると良いです。

  • 「これをすると後悔することになる」
  • 「後々悔やむことになりかねないから止めておいたほうがよい」

 

「お身体ご自愛ください」

「ご自愛ください」は、目上の人に送る手紙の結びの言葉などによく用いられる表現です。

 

ただし「お身体ご自愛ください」とすると、一見して相手を気遣う丁寧な表現のようでありながらも意味の重複した表現となるため注意が必要です。

 

こちらは文字だけ見ると気付きにくいですが、「自愛」という言葉自体が「体に気をつける」という意味を持つため、前に「お身体」と付ける必要はありません。

 

そのため、手紙などでは以下のような使い方をすると良いです。

  • 「風邪など召されませぬようくれぐれもご自愛ください」
  • 「寒さ厳しい折から、どうぞご自愛専一になさってください」

 

まとめ

以上、二重表現の意味と主な表現例を紹介しました。

これらは日常の中で何気なく使ってしまうこともあるかもしれませんが、できるだけこうした表現を避けるように意識しておくと、相手が誰であっても違和感を与えずスムーズなやり取りをすることにつなります。

分かりやすい表現ばかりですので、覚えておくとよいかと思います。

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