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「知行合一」の意味と使い方・例文・対義語まとめ

投稿日:2018年1月1日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

2018年が明けました。

皆様明けましておめでとうございます。本年も引き続き「Kotoログ」をどうぞよろしくお願いいたします。

今年最初となるこの記事では、座右の銘として掲げている人も多いという「知行合一」について説明します。

「知行合一」(読み方:「ちこうごういつ」)は、陽明学における思想の一つですが、具体的にどのようなことを表す言葉なのか、中には疑問を抱いている人もいるかもしれません。

そこで、ここでは「知行合一」の意味と使い方、また対義語にあたる語について説明していきます。

 

「知行合一」の意味と使い方・例文・対義語

それでは、以下に「知行合一」の意味と使い方、また対義語について説明します。

 

意味

まず、「知行合一」には以下のような意味があります。

中国、明(みん)の王陽明(おうようめい)が唱えた説で、知と行は別のものではなく、真の認識は必ず実践を伴うものであるということ。

出典:明鏡国語辞典「知行合一」

つまり、「本当の知(知識や認識)というのは、行(実際に行うこと、行為)が必ず伴い、これら(認識と行為)は切り離して考えることができないものであるということ」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「知行合一」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼は頭でっかちな考えばかりを口にしてそれで満足しているようだが、少しは知行合一の精神を学んだほうが良いだろう」
  • 「日ごろ本をたくさん読んで知識を蓄えている人は、知行合一でそれに基づいた行動をするため、振る舞いに教養が現れるものだ」
  • 「彼は知行合一の人で、しっかりとした知識に裏付けられた行動力によって多くのことを実現している」
  • 「吉田松陰が松下村塾の塾生たちに教えた知行合一の考え方は、後の明治維新に大きな影響を与えた」

 

対義語

次に、「知行合一」の対義語について見ていきます。

この言葉と反対の意味を表す語には、以下のようなものがあります。

 

先知後行(せんちこうこう)

「先知後行」には、以下の意味があります。

人間の知(認識)と行(行為・実践)とでは行の方が重要であるが、順序からいえば知が先で行が後であるとする説。中国の朱子が説いたもの。のち王陽明は、知は行の一部であり分けることはできないとして知行合一説を唱えた。

出典:精選版 日本国語大辞典「先知後行説」

つまり、「先知後行」は朱子学において「認識と実践では、「認識のほうが順序が先そして行為が後となるが、行為のほうが重要である」と説いている考えとなります。

そして、この後、朱子学の考えに対して「知は行の一部で軽重や先後として離して考えることはできない」ことを説いたものが「知行合一」だとされています。

 

まとめ

以上、「知行合一」の意味と使い方、対義語についてまとめました。

この言葉は、「真の知識には実践が伴い、両者は別のものではない」、つまり行動が伴っていないのであればそれは本当の知識とはいえないことを表します。

そして、反対の意味がある語として「先知後考」がありますが、この場合には行動は重要ではあるけれど順序で言うと知識のほうが先でその後に行動がある、つまり知識と行動は別々であることをいい、真の知識は行動と一体だという「知行合一」とは異なります。

ただ何かを知っているだけでは机上の空論のような役に立たないものになってしまうこともありますが、「知行合一」は実践が伴ってこそ本当の知識ということで、物事への姿勢として学べることが多い言葉といえます。

そうした知識と行動を一体として実践している聡明な人について述べる場合などに、これらの語で表してみると良いかもしれません。

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