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映画「ビッグアイズ」のあらすじ・感想まとめ

投稿日:2017年4月29日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です>

今回の記事では、私がNetflixで視聴した映画「ビッグ・アイズ」のあらすじとストーリー上のポイントとなる点、視聴した感想をまとめています。(※この記事にはネタバレを含みます

映画「ビッグ・アイズ」のあらすじ・感想

「ビッグ・アイズ」は2014年にアメリカで公開された映画で、1950~60年台に最も成功したと言われる画家マーガレット・キーンとその夫であるウォルター・キーンを描いた作品です。

マーガレット・キーンが描く「とにかく目が大きい子供(や動物など)の絵」を巡って起きた出来事を中心とした、実話に基づいたストーリーになっています。

そのストーリーはもちろんですが、全体的に色どりのきれいな映像で描かれているので、その点においても楽しめる映画です。

 

あらすじ

マーガレットは夫の家を離れ、まだ幼い娘のジェーンを連れてカリフォルニアで暮らし始めます。

そして、そこでパリの風景画を描いているという男性ウォルターと知り合い、程なくして二人は結婚します。

結婚後、ウォルターは自分が描いた絵とともにマーガレットの作品を持参して画廊に売り込みに行きますが相手にされません。ですが、その後パブ・クラブで交渉すると、通路の壁に展示するのであれば良いということになり、自身とマーガレットの絵を展示し始めます。

すると、あるきっかけでその展示した絵が注目を浴び、その結果マーガレットの絵だけが完売します。

そこでウォルターは「自分が絵を売りマーガレットは家で絵を描く」という役割でチームとなって活動することを提案します。

一旦はそれに納得するマーガレットですが、自身の絵を「ウォルターが描いたもの」として彼が売り込んでいるところを目撃し憤慨します。しかしウォルターは「女が描いた絵じゃ売れない」と言い、自身が作者だと偽って絵を売り続けます。

そうしているうちに、絵の人気は高まっていき、ウォルターは自身のギャラリーで絵のみならずそのコピー(チラシやポストカードなど)までも売るようになります。

その後もどんどん売上は上がり、絵の人気も大きくなっていきます。

しかし、娘のジェーンにすらも絵の作者が自分である真実を明かせず、一人部屋に籠もって隠れて絵を描く生活が続き、マーガレットの不満やウォルターに対する不信感は強まっていきます。

 

ストーリーのポイント

この映画のストーリー上のポイントとしては、まずマーガレットの描いた絵は、ウォルターの売り込みによってどんどん人気を集めますが、表向きはあくまでも「ウォルターが作者」であり、彼はうまく嘘を並べながら状況を取り繕っているということがあります。

また、そもそもマーガレットとの結婚についても知り合ったばかりでプロポーズしていることや、彼女に対してもところどころで嘘を言っていることが次々に発覚してくるなど、ウォルターにはおかしなところが多くあります。

彼は絵の売り込みに一生懸命で絵を描いている気配がない、そもそも人物像と絵のイメージが合わないなど、一見して矛盾した点がいくつもあるのですが、周囲から怪しまれるとさもあったかのように作り話をするなどして納得させます。

そうこうして絵の人気は高まっていきますが、その裏でマーガレットの不満、ウォルターへの不信感や怒りは募っていき、娘とともに彼の家から逃げ出します。

そして、絵の作者が自分であるとラジオで公表し裁判に発展することになります。

裁判でマーガレットは自身が絵の作者であることを証明して絵と自分自身を取り戻すことができるのか、また自身を弁明するためにウォルターはどのように「ビッグ・アイズ」が自身の絵だと説明するのかが要になっていきますが裁判でのウォルター言動は一種の見どころとなっています。

 

視聴した感想

ストーリーの中では心理描写にはあまり主眼が置かれておらず、どちらかというと事実を追っていくという展開の仕方になっています。

そのため、ウォルターという人物が何を考えているのか理解しにくいというところはありますが、図々しい彼の人物像がうまく表現されていて、見ている途中でその嘘の上手さやエスカレートしていく欲深さに辟易しました。

とはいえ、一から絵の人気を集め、またそれをポストカードなどにして売るなどして大儲けしたウォルターには商才があったともいえます。

ならば他の商売でも成功できただろうと思われますが、自身にとってリスクとなるにもかかわらず、嘘をついて世間を巻き込む形で成功を収めていきます。

もしかすると最初に付いた嘘を撤回できず引き返せなくなったということもあるかもしれませんが、「自分が注目されて賞賛されたかった」「コツコツとまともに働かなくても儲かることに取り憑かれていた」ということもあったのかと思います。

それに対してマーガレットは金儲けが目的で絵を描いているわけではなく、自分の作品に対して愛情を持っています。「自分たちは共犯だ」とウォルターに半ば脅されて描きたくない絵を描くなどということは本意ではないに決まっています。

そして結果として、マーガレットがウォルターを名誉毀損で訴え裁判に発展しますが、この終盤に描かれる裁判の場面はある意味見どころです。

ウォルターは「自分が作者であり、マーガレットが言っていることはおかしい」という主張を通そうとしますが、そこでのウォルターの挙動は嘘だと分かって見ている側からすると、とても滑稽なものになっています。

ここ以外の場面もそうですが、ウォルターを通して他人を使って自分の望みを通そうとする人の特徴を見ることができたように思います。

とはいえ、それだけに最後にはマーガレットが勝訴してラストを迎えた時には、かなりすっきりとした気分で見終えることができました。

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まとめ

以上、「ビッグ・アイズ」のあらすじと感想をまとめました。

全体を通してウォルターの言動には見ているだけでも嫌気が差しましたが、映像自体がきれいだということも含めて特別暗い雰囲気にはなっていません。また、最後はマーガレットが自身の絵を取り戻すということ気持ちよく見ることができます。

「ビッグ・アイズ」の絵に興味がある人や伝記映画が好きな人は、一度視聴してみると良いかと思います。

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