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「漠然」の意味と使い方・例文・「曖昧」「抽象的」との違いまとめ

投稿日:2017年7月8日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「漠然」(読み方:「ばくぜん」)は、「漠然とした答え」「漠然とした考え」などの形でよく用いられている言葉です。

といっても取り立てて使い方に迷うことはあまりないかもしれませんが、たとえば近い意味のある「曖昧」「抽象的」といった語と比べた時に、それらの語とどのような違いがあるのか分かりにくいところがあるかもしれません。

そこで、ここでは「漠然」の基本的な意味と使い方と併せて、「曖昧」「抽象的」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

「漠然」の意味と使い方

それでは、以下に「漠然」の意味と使い方、また「曖昧」「抽象的」との違いを説明します。

 

意味・使い方・例文

「漠然」には、「まとまりのないさま、ぼんやりとしてはっきりとしないさま、捕まえどころのないさま、取り留めのないさま」という意味があります。

つまりはっきりとしたまとまりがなく掴みどころがない様子を表し、「漠然とした不安」「漠然した印象」などの形で以下のように用いることができます。

  • 「何ということではないが、将来に対する漠然とした不安がある」
  • 「彼とは初めて会ったが、漠然たる印象でどんな人物かは説明しにくい」
  • 「当時のことは記憶が漠然としていてあまり思い出せない」
  • 「何か仕事が見つかるだろうという漠然とした考えで、具体的な計画も何もなしに上京した」
  • 「機械の不具合について問い合わせたが、漠然とした答えで全く理解ができなかった」

 

「抽象的」「曖昧」との違い

次に、「漠然」のように「はっきりとしない」というニュアンスがある「抽象的」「曖昧」といった言葉との違いを見ていきます。

まず、「曖昧」には「物事がはっきりしないさま、紛らわしく確かでないさま、あやふや、不明瞭」という意味があり、「明瞭さを欠いて分かりにくい、どっちにも受け取れる」ことを表す語となります。

(また、実態をはっきりとさせないようにするためにわざと対象がどういうものかを掴み得ないようにする様子も表します)

そして、「抽象的」は「物事の共通した特徴を取り出して一般化して把握する」ことを表します。

これらの語を表す具体例を挙げて、それぞれの意味や使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「曖昧な答え」:「その書類ならもう提出しました。先週か、もしくは先々週あたりだったかと思いますが、担当の人に直接渡したと思います」(言っている内容が明瞭でなく頼りない)
  • 「抽象的な答え」:「今度の週末には空気が良く涼しいところに行きたいと思っている」(「空気が良く涼しい」とその場所の特徴となる部分を取り出して一般化して表している)
  • 「漠然とした答え」:「以前は教育関係の仕事をしていました。やり甲斐のある仕事でけっこう長く勤めていたのですが、残業も多く体調を崩して退職しました」(言っている内容にまとまりがなく掴みどころがない)

【参考記事】:「抽象的」の意味と使い方・具体例・例文まとめ

 

まとめ

以上、「漠然」の意味と使い方、「曖昧」「抽象的」との違いについてまとめました。

上記のように、「漠然」は「ぼんやりとしていて掴みどころがないこと」を表しますが、「曖昧」は「内容がはっきりとせずどうとでも取れるような頼りないもの」であることを表します。

また「抽象的」は物事の特徴を広く通じるような概念で捉えることをいい、他の2つとはニュアンスが違いますが、これらの使い方を比較してみると違いが分かりやすく、使い分けしやすくなるかと思います。

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