「あながち」の意味と使い方・例文・類義語まとめ

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「あながち」(漢字では「強ち」)という言葉は、「あながち~ではない」といった形でよく用いられています。

しかしながら、具体的にはこの言葉がどのようなことを表しているのか、また他に近い意味の語にはどのようなものがあるのか、中には疑問を抱くこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「あながち」の意味と使い方、また類義語にあたる語について説明していきます。

 

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「あながち」の意味と使い方・例文・類義語

それでは、以下に「あながち」の意味と使い方、また類義語との違いを説明します。

 

意味

まず、「あながち」には以下のような意味があります。

《判断や主張の内容を受けて、下に打ち消しを伴って》全面的に断定できないという話し手の気持ちを表す。一概に。必ずしも。

出典:明鏡国語辞典 (発行所 株式会社大修館書店)「強ち」

つまり、「ある物事のすべての面において、それが真実だとはっきりした判断ができない気持ち」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「あながち」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「その成分は天然由来で安全だと彼は言うが、あながち正しいとも言い切れない」
  • 「確かに彼は大見得を切っているように見えたが、あながちはったりとは限らない」
  • 「前年比二倍の売上目標とは無茶なように思うが、あながち不可能なことではない」
  • 「彼の年になって新しいことを始めるのは難しくはあろうが、あながち無理なことではない」

 

類義語

では次に、「あながち」の類義語について見ていきます。

この言葉と似た意味のある語には、以下のようなものが挙げられます。

 

一概に(いちがいに)

まず、「一概に」には以下の意味があります。

細かい違いを無視して判断するさま。ひっくるめて。一様に。▼多く下に否定的な表現を伴う。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「一概に」

「細かいところを考慮しないで、すべてをまとめて同じように判断する様子」を表し、以下のように用います。

  • 「金持ちが幸せでそうでない人が不幸かどうかなんて一概にはいえない」
  • 「価格が安い製品を一概に否定するつもりはないが、値段相応で安物買いの銭失いになることもある」

 

まんざら

次に、「まんざら」には以下の意味があります。

《否定的表現を伴って》必ずしも。

出典:明鏡国語辞典「満更」

「(後に否定形を続けて、判断などが)必ずそうと決まったものではない」ことを表し、以下のように用いることができます。

  • 「ここしばらくヒットがなく鳴かず飛ばずの日々を送っているとはいえ、彼の作品はまんざら捨てたものではない」
  • 「彼は自分がリーダーなんて柄ではないと言いながら、まんざらでもなさそうだった」

 

まとめ

以上、「あながち」の意味と使い方、類義語についてまとめました。

この言葉は、ある事柄について全面的にそれが事実だとはっきりと判断できない気持ちを表し、後に否定語を続けて「あながち~ではない」という形で用いられています。

また、近い意味の語には「一概に」「まんざら」といったものがあり、これらも後に否定形を伴って用います。

そして、この場合には「細かい部分をすべてまとめて同じように判断する様子」(たとえば例文でいうと、製品によってピンキリにもかかわらず「価格の安い製品」と一括りにしてすべてを同じように考えて判断すること)、「必ずしも(~ではない)」(ある物事が絶対にそうと決められないこと、むしろその逆であることを認めるニュアンスを含む)をいいます。

それぞれニュアンスは異なりますが、これらの語はある事柄について、それがすべてにおいて100%真実だとは決めつけられない、そうとは判断できないこと、その気持ちについていう場合に用いることができるため、その場面に応じて近いニュアンスの語を使い分けることができます。